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薔薇の女―ベランジュ家殺人事件 (創元推理文庫)価格: 735円 レビュー評価:3.5 レビュー数:3 他のレビュアーの方も書かれているように、ミステリーとしての面白さは
前作『サマーアポカリプス』にかなり劣っているように思われる。
そしてこの矢吹駆シリーズのウリである思想対決であるが、今作ではVSジョルジュ・バタイユ。主に彼の著作『呪われた部分』と『エロティシズム』についての思想を取り扱っている。
確かにバタイユの思想のまとめ方は上手だと思うし、わかりやすくで面白いのだが、
この思想対決の部分は本当の本当に必要だったの??と思ってしまう。
つまり、ストーリーとのリンクのさせ方が、『サマーアポカリプス』に比べて下手なので |
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沖田総司―六月は真紅の薔薇 (下) (人物文庫)価格: 693円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 すごく、良かったです。何度も読み返しました。 生と死の狭間での緊迫感、葛藤、純愛、それら全てが心に響きました。 ラストもお恥ずかしながら泣いてしまいました。 文章自体もそれほど難しくなく、すんなり感情移入できてしまったのが、運のつき、だったのでしょう。 年甲斐もなく、号泣です。こういう人物が、現代に居てくれたら……。 そう、感じた作品でもありました。 とにかく、おすすめです。 |
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グノーシスの薔薇価格: 2,310円 レビュー評価:3.5 レビュー数:5 「カニバリストの告白」でもジャン・コクトーが出てきたが、歴史上の実在の人物を登場させるには、もう少し説得力というか、読むものをなるほどと納得させるものが欲しい。たとえばレオナルドがあのような造型で現れてもおもしろくないのだ。精力絶倫のラファエロもちっともおもしろくない。
常識的な偉人像を崩し挑発するのは楽しいし、奇をてらうのは別にいいが、ここでのレオナルドやラファエロは説得力がない。つまらない。それに両者とも、登場の仕方があまりに強引。物語の中で必然性がない。とくにレオナルドはそう。この小説の中からレオナルドとペッペが会うシーンやラファエロが絶倫を誇るシーンなどカットされても全く |
楽園の魔女たち―薔薇の柩に眠れ (コバルト文庫)価格: 520円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 楽しいだけでなく、要所でスパイスも利いた良作。 時折飛び出すブラックな言葉も面白い。 こんなに大変そうな×××は初めて見ましたね。 (×××はゲストなので伏せました) |
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