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カフェー小品集 (小学館文庫)価格: 500円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:10 小奇麗でおしゃれな「カフェ」ではなく、「カフェー」と呼ぶのにふさわしい、古き良き時代の喫茶店文化を守り続けている実在の店を舞台にした、短編小説集である。『エミリー』や『ミシン』などで、微妙な年ごろの少女を描き、独自の作風を築いてきた嶽本野ばらが、京都、東京、北海道と各地の12店をめぐり、それぞれの店の誕生から現在の様子までを取材。各店の歴史と雰囲気を大切に、12編の物語を執筆した。 恋人という愛おしくも手のかかる存在を、糸きりだんご作りの手間と重ねた「凡庸な君の異常なる才能に就いて―ミカワ喫茶 糸きりだんご」、風変わりなふたりが学生時代に通った思い出のタンゴ喫茶「諦念とタンゴ |
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薔薇くい姫・枯葉の寝床 (講談社文芸文庫)価格: 987円 レビュー評価:4.0 レビュー数:6 男にとって、間違いなくホモ小説。ってありますけど、それはどうかと?基本的に男性が森茉莉を理解するのは不可能に近いんじゃないかって思いました。森茉莉が生きていた時も、ちゃんと作品を理解していたのは、三島由紀夫とか極少数だった訳です。あとの男性は理解できないか、攻撃するか、または無視するかだったんですから。男性は皆森茉莉の作品に手を焼いていたようです。森茉莉が亡くなってから、20数年経ったけれど、今だ男性には手を焼かせてるみたいですね。それだけ森茉莉の作品は今でも瑞々しくて、風化していない証拠なのでしょう。 |
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ハピネス価格: 1,365円 レビュー評価:4.5 レビュー数:8 本屋の新刊コーナーで何気なく美しい装丁に惹かれて手に取った
本ですが、買って正解でした。
テーマの割にはストーリーは比較的シンプルで(世界の中心で
叫んだりはしません)ラストもすっと終わりますが
心を打たれるような、でもセリフの端々でどこかぎゅっと胸が
締め付けられるような感じが同作者の短編「ハネ」(でしたっけ?)
に近い感じの雰囲気で読み返すほどに涙の量が増えていってしまう
という不思議な作品であり最近ではもう開かないようにしているの
ですが。
あの何ともいえないすっきりとした読後感 |
シュトラウス・コンサート価格: 4,587円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 演奏は超一級なんですが、カラヤンには「ニューイヤーコンサート1987」という
名盤があり、ウィーンフィルとキャスリーン・バトルという最高の組み合わせで
やはりヨハン・シュトラウスはウィーンフィルと思わせてしまいます。 |
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